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2011/02/15

春に向けて 緑ぎっしり!

ネトルです。
あのアンデルセン童話『白鳥の王子』にも登場する西洋イラクサです。

白鳥になってしまった兄達の呪いを解くために
妹の王女が必死で紡いでいた麻束こそ
ネトルだったんだー!
" 手が血で染まっても紡ぎ続けた" と
書いてあったように記憶してますが、
なるほど、ネトルには葉と茎にトゲがあるのです。

アイヌ民族もこの茎からとった繊維で布を織っていた
らしく、「アイヌ衣(ごろも)」という形で民族博物館で展示されましたっけ。

今回はチンキ剤を作りました。
アルコールで成分を抽出させるやり方で、水溶性と脂溶性両方の成分を抽出する事が出来ます。出来上がったら遮光ビンに入れ、もっぱらお茶に加えています。
たくさん含れる葉緑素(クロロフィル)、ビタミン、ミネラルは浄血作用があり、
これから春に向ってアレルギーをお持ちの方への体質改善にも活用されてます。
茶剤では、マルベリーとブレンドして和菓子のお供になんてけっこうマッチします。

ネトル NETTLE
学名: Urtica dioica 
和名: 西洋イラクサ イラクサ科/葉部使用
利尿作用/浄血作用/消炎作用
有効成分の相乗効果により浄血・解毒ハーブとして有名。
葉緑素、フラボノイド、カロチノイド色素他、たくさんのビタミンやミネラル
(鉄、ケイ酸など)を含有。ヨーロッパでは、春先に向けてのアレルギー
体質改善の「春季療法」に用いられている。貧血予防にも。

グリーンフラスコの林真一郎先生の近著「カラダを元気にするハーブ&野菜
に載っているレシピで自然塩と混ぜたものが紹介されてましたが、
近いうちに作ってみようと思います。